2009-10-08-Thu 台風が通過した木曜日 [長年日記]

この日記は日付を遡って書いています。

ジブとお別れしました。

前日、お父ちゃんが獣医さんに紹介してもらった霊園に予約を取ってくれていました。
台風一過。風の強い中、ジブの亡骸を抱えて霊園に向かいました。

15時10分前に霊園に到着。手続きを終えて、ジブを荼毘に付します。

荼毘に付す前、亡骸の体重計測がありました。
動物の場合、亡骸の体重で料金が決まるのだそうです。

ここで、更に後悔しなければならない結果が見つかりました。

手術前、4.6kgしかなかったジブの体重は、5.8kgにまで増えておりました。
つまり、1.2kgも増えていて、そのほとんどが、腎機能の低下によって排出されなかった毒素混じりの水分だということです。
生きながら、自分の身体の中で、水責めにあっていたような状態だったのです。

ジブの腎臓の機能の低下の兆候は手術前まで認められていませんでした。
血液検査でも尿検査でも、腎機能が低下していると確認できるような結果は出ていなかったのです。

猫の腎臓は、人間もそうですが、一度破壊されると二度と再生されません。
人間なら透析して補える事も出来ますが、猫の透析は無いそうです。
腎臓は、その機能が25%以下になるまで、検査等の結果には出ないそうです。
機能が25%以下になって、ようやく人間は診断を下す事が出来、そこから投薬などによって、それ以上の腎機能の破壊をふせぐ対応に出る事が出来るようになるのだそうです。
25%あれば、慢性腎不全だとしても少しでも生き長らえさせる事が出来るのだそうです。
25%あれば、通常並の生活を送る事が少しは出来るのだそうです。

獣医さんがおっしゃっていたのは、25%以下ではないけれど、ジブの腎機能はぎりぎり、それこそ30%ぐらいだったのではなかろうかと。
検査の結果には出なかったけれども、そのくらいまで低下していたのではなかろうかと。
それが、開腹手術を受け、部位を切り取り、お腹の中が直そうという炎症を起こす事によって、腎機能の許容量をオーバーした結果破壊が進み、それで腎機能の著しい低下ということに至ったのではなかろうかと。

私はもちろん、獣医さんにでさえ、予測できなかったことだったのです。

腎機能が低下していたなら、手術はしなかった。したとしても、腎機能が低下しているという認識のもとに対応しながらの手術になったであろうと。

やはり、あの時、私が開腹手術を決断しなければ、ジブはまだ生きて存在していた可能性が高かったのです。

1.2kgも増えていた体重。
どうジブに謝ったらいいのか、わかりません。
悔いばかりが重くのし掛かり、胃がきゅうきゅうと締め付けられました。

1時間ばかりして、ジブの骨を拾いました。
白い壺に収められたジブは、とても小さくなってしまいました。
荼毘に付す直前に外したジブの首輪を遺骨の外側に掛け、抱きしめながら帰宅しました。

今ジブは、小さな小さな姿になって、居間におります。

[]

トップ «前の日記(2009-09-30-Wed) 最新