昨日初七日にジブが夢の中で、後ろ姿しか見せてくれなかったけれど、家に帰ってきてくれました。
そんな夢を見た昨日から、くろんの様子が落ち着きました。
顔つきが穏やかになっていて、むやみとかまって欲しがったり、抱っこをせがむというのが、ピタリと止みました。
私の精神的なものが少しなりとも落ち着いたから、という解釈も出来るのですが、私には本当にジブが家に戻ってきてくれていたのだと思えてなりません。
お父ちゃんもそれは感じているようで、『お母ちゃんがジブが帰ってきた夢を見たせいか、くろんが落ち着いたね』と言ってくれてます。
深夜近く……
くろんは合皮のビーズクッションに埋もれるようにしてひとりで眠っておりました。
満足そうな寝顔、私が顔を寄せると、ゴロゴロゴロと眠りながら喉を鳴らしているのがわかりました。
いい夢を見て居るんだろうなあと、しばしくろんの寝顔を眺めていました。
突然、「あっ、ああーーんっ!」
くろんは、そう鳴き声をあげながら、ハタッと目を開け、片手を空中に伸ばします。
そして寝起きであるにも関わらず、その目はその先のどこかを見つめて片手をしきりと伸ばそうとしておりました。
しばらく遠くを見つめたあと、くろんは片手を引っ込めます。
ふと、私を振り返り、目をきゅうっっと細めてから、起きあがって甘えにきました。
なんの夢を見ていたのでしょうか、くろんは……。
私には、夢の中でジブがくろんにお別れの挨拶をしに来たように思えてなりません。
ゴロゴロと甘えたように喉をならし、片手を伸ばして鳴きながら目覚めたくろん。
その目は、起き抜けなのに、しっかりと、でも、どこか遠くを見つめ続けておりました。
初七日を過ぎて、ジブは家を離れたのかもしれないです。くろんに最後の挨拶をしてから。